これまでのキャリアとラセングルへの入社経緯を教えてください

大学院を卒業して新卒で大手ゲーム会社に入社し、23年間勤めてきました。
アーケードゲームのプログラマとして、「お客様にお金をいれてもらってからの1，2分にどうやって面白さを集約させるか」という視点でモノづくりに取り組んできました。
入社後5年目くらいでチームリーダーを、10年経ったくらいから組織マネジメントを任せてもらえるようになり、後輩の指導や評価、採用面接なども経験してきています。

入社は知人の紹介です。実は、転職は全く考えていませんでした。
順調にキャリアは積めていましたし、定年まで勤めあげるつもりでいました。
ある時、先にラセングルに転職していた元同僚から誘われ、一度は断ったものの、「想像もしてなかった未来が描けるかもしれない」という想いが過り、話を聞いてみたのがきっかけです。

入社の決め手はなんでしたか？

前職は大手ではありましたが自由度が高くベンチャー感が強い風土で、会社を自分達で創っていく感じというか、たくさんの可能性があって魅力でした。
そこから会社として仕組みが整備されて成長していく様子を体感してきたのですが、ラセングルにも当時の前職に似た空気を感じました。

また、あの時のように自分達で会社を成長させていく雰囲気を感じたい、仲間たちと一緒にエネルギッシュに楽しくモノづくりをしていきたい、そう思って入社を決めました。

現在の仕事内容を教えてください

Tech Studioのジェネラルマネージャー（以下GM）としてエンジニア組織を率いています。
また、昨年からは『Fate/Grand Order（以下FGO）』でのテクニカルディレクターも担っています。

Tech Studioは新設された部署ですが、立ち上げる前の段階から各部門の皆さんとコミュニケーションをとり準備をしてきました。
『FGO』の開発においては、自分でバリバリとプログラムを書くシーンは少ないですが、他部門との連携や技術面での開発支援などを行っています。

入社してから一貫して、ゲーム制作と組織構築の両方にコミットしてきています。

ラセングルで働くことの魅力を教えてください

『FGO』というビックタイトルがあるので、ここまで大きな規模の開発体制を経験できることは、当社ならではだと思います。詳しくはお伝えできないのでもどかしいですが、『FGO』は一般的なゲーム開発とは違った特徴のある作り方をしており、私自身、エンジニアとしての経験値を上げることができました。

今後、新しいタイトルも制作していきますが、その立ち上げ部分から関わっていくことができる点も魅力だと思います。「やってみたい」と手を挙げればチャレンジしやすい環境・文化なので、自分から動きさえすればチャンスを掴みやすい社風です。

仕事をする上で大事にしていることはありますか？

「挑戦」し続けることを意識しています。
ゲーム制作に絶対に成功するという保証はないですが、それを恐れず新しいことへの挑戦を続けることで良い作品が生まれると信じています。

加えて「お客様に楽しんでもらう」気持ちを忘れないようにしています。
ソースコードが美しいからといって、おもしろいゲームになるとは限りません。世の中には色々なプログラミングの仕事が存在しています。
その中でもゲームエンジニアはゲームというステージ上でエンターテイナーであるべきというのが私のポリシーです。

ラセングルは在宅型と、出社型の2つの働き方がありますが、
リモート環境下での開発はいかがですか？

場所や時間に縛られない働き方が実現し始めていることは、ポジティブにとらえています。
コミュニケーションの取り方が課題に上がることは事実ですが、アイディアを駆使してリアルと同レベルの環境を構築していくことで解決していきたいです。

エンジニアだからこそではないですが、ツールを使いこなして効率的に仕事をすることは得意かつ好きなので、率先して仕組みを作っていきたいと考えています。

近頃は出社スタイルに戻している企業もでてきていますが、当社はリモート体制も維持していく方針です。五感を満たすコミュニケーションをいかに実現していくかの入口に立っているので、未来が楽しみです。

「働く場所」としてラセングルを検討中の皆さんに、メッセージをお願いします

自分事として動くこと、自分で考えることができる人は活躍の場がたくさんある会社です。
今の環境に満足せず、チャレンジすることを楽しめる人と一緒にゲーム創りをしていきたいです。

※内容は取材当時のものです